埼玉大学は朝日ラバーと共同して,自動車の内装照明用の光源として用いられるLEDの色のバラツキを低減するとともに,視認性向上や疲労低減機能を付加するための蛍光体層を開発している(ニュースリリース)。
さらに,LEDの分光分布の視認性や疲労に対する影響について,心拍,脳波,脳血流等の生体指標から定量化する研究を行ない,蛍光体層の配合で視認性向上や疲労低減効果の機能性を付加した製品化を目指している。
この取組みは,経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業として,2015年度から3年間採択され,製品化を視野に研究開発を行なっているもの。
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