島津製作所,マレーシアの新工場が稼働

島津製作所は,6月17日,分析計測機器の新生産拠点 Shimadzu Manufacturing Asia Sdn.Bhd.(略称 SMA)の開所式をマレーシア現地にて行ない,稼働を開始した(ニュースリリース)。

同社はASEAN・インド地域を主要成長市場と位置付け,中期経営計画(2014年度~2016年度)の目標達成と,さらなる事業拡大の実現に向けて,マレーシアでの新生産拠点会社であるSMAを2015年1月に法人設立(資本金:6,600万リンギット(約23億円))し,新工場建設を進めてきた。

今回,新工場の稼働を開始し,中長期的に大きな市場成長が見込まれているASEAN・インドを中心とした地域に対して,品質,価格およびリードタイムともに競争力のある製品を製造・供給することで,同地域の成長力を確実に取り込み事業の拡大を図る。

新工場の生産品目は,分光光度計,クロマトグラフ,クロマトグラフ質量分析計。2016年9月末に出荷を開始し,2021年度に約29億円の売上を計画する。