TFF フルーク,双方向テスト・ソフトウェアの提供開始

米フルーク・ネットワークスの日本法人,TFFフルークは,平均値化機能を搭載した双方向テスト機能 「SmartLoop」対応のOTDR認証テスター「OptiFiber Pro(オプティファイバー・プロ) OTDR 」シリーズの提供を4月28日より開始する(ニュースリリース)。双方向テスト・ソフトウェア「SmartLoop」対応の「OptiFiber Pro OTDR 」シリーズの価格は105万円~(税別)。

「SmartLoop 機能」を使って得られた試験結果は,スマートフォンやタブレット等からソフトウェア経由でいつでもどこからでも確認ができるため,利便性の向上とともに早期の試験結果の検証が現場から離れたところからでも迅速に行なえる。

このシリーズは,企業ネットワーク,データセンターにも適したトラブルシューティング・ツールであるOTDR認証試験用テスター。「SmartLoop」機能は,リンクの片端から1回の試験で2本の光ファイバーを双方向で測定できることが可能となるため,従来の方式よりも光ファイバー配線の試験時間を50%以上低減することができる。

また,光ファイバー配線コンポーネントの規格であるTIA-568.3-Dの中で要件と定められている双方向測定値の平均値計算結果を瞬時にレポートすることで,本来合格すべき試験結果が間違って不合格となる可能性を排除することも可能(「SmartLoop」は「双方向テスト結果平均化ソフトウェア」)。

従来のハードウェア搭載の「SmartLoop」 試験結果をソフトウェア経由での閲覧を可能にすることで,スマートフォンやタブレット等のマルチデバイス対応が実現し,試験をするためにわざわざ遠く離れたリンクの遠端にテスターを持ち歩いて行く必要はなくなり,危険な場所での作業中のテスターの落下事故もなくなる。その上,軽くて便利なスマホやタブレットが使えるため,配線工事業者にとって,現場での利便性の向上や,各プロジェクトにおける利益率向上への一助にもなるとしている。

「OptiFiber Pro OTDR 」シリーズのユーザーは,同社のウェブサイトから無償でアップ・グレードができる。