アマダミヤチ,200W YAGレーザ溶接機を発売

アマダミヤチは,同社シリーズ最高となる輝度200W YAGレーザ溶接機「ML-2553C」を発売した(ニュースリリース)。

集光性を向上させ,200W出力ながら150W出力のYAGレーザ溶接機と同等の集光径を実現,輝度が約2倍高くなった。200W出力でありながら,最小ファイバー径φ0.2mmを使用することが可能。

ガルバノスキャナーと組み合わせることで,小スポット径を維持しながら加工エリアを拡大し,長焦点を実現した。また,高いパルス繰り返し数による多点溶接により,高速加工を実現し生産性が向上する。

レーザパワー(出力)をリアルタイムでサンプリングし,サンプリングされたレーザパワーと設定波形を比較して,リアルタイムでパワーフィードバックを行ない,フラッシュランプへの投入エネルギーを変化させることで設定波形を再現し,理想のレーザー出力波形を得ることができる。このリアルタイムパワーフィードバック機能により,高品質で安定した溶接を行なうことが可能。

電装部品やスマートフォン部品等の溶接に適しており,「より精密な加工」を高速・高品質に行なうことが可能となったとしている。

機種名 ML-2553C (高輝度仕様) ML-2553C (標準仕様)
発振器 最大定格出力W 200
最大パルスエネルギーJ/P 60
最大ピークパワーkW 4 5
パルス幅ms (標準)0.3~60.0 ( 0.1ms step )
切り換えにより0.25~5.00 (0.05ms step)
パルス繰り返し数pps 1~500
発振波長nm 1064
出力安定度 ±3%
最小伝送ファイバー径
(最大出力時)mm
φ0.2 (~200W) φ0.2 (~150W)
φ0.3 (~200W)
供給電源 3相3線AC200V±10% 50Hz / 60Hz
クーラー(熱交換方式) 水―水
コントローラー(対応言語) タッチパネル(英語)
外形寸法mm 560(W)×1310(D)×1175(H)