Akitech LEOは,レーザーライダーなど車載・航空機搭載に最適な水を一滴も使用しない,独INNOLAS Laser社製パルスYAGレーザー「Spitlight DPSS DRY」の販売を開始した(製品ページ)。
近年中国の黄砂やPM2.5などの微粒子計測が航空機で多く行なわれるようになったが,従来のパルスYAGレーザでは電源が単相100~240VACで,冷却水も必要なことから非常に積載重量も大きく,航空機などへの搭載にはあまり適していなかった。また,航空機は重量との兼ね合いで最小限の運航員しか搭載できないため,十分なリアルタイム計測に多くの支障をきたしていた。
ヨーロッパ各国の気象関係の省庁及び中国の気象関係省庁から強い要望により,計測員を十分に一緒に搭載できるレーザーライダーに適したレーザーの開発の強い要請により,世界初となる水を一滴もしない電源搭載型オールインワン型DPSSパルスYAGレーザが登場した。駆動電源は,20V~36VDC/400Wで,簡単なバッテリーでの動作が可能となっている。
また,ヘリコプターへの搭載計測でも使用されているほか,路面検査などでも車載用として使用されている。