旭硝子,車載ディスプレイ用カバーガラスを増産

旭硝子は、車載ディスプレイ用カバーガラスの旺盛な 需要に対応するため,子会社であるAGCディスプレイグラス米沢(ADY社)において,供給体制を拡充する(ニュースリリース)。

同社グループでは,化学強化用特殊ガラス「Dragontrail®」に,化学強化処理,光学薄膜コーティング,装飾印刷等の加工を施した車載ディスプレイ用カバーガラスを販売しており,2013年からADY社の専用ラインで同製品を生産している。今後も更なる需要拡大が見込まれることから,これに対応する生産能力の増強を進めており,本年4月からその稼働を開始する。

同社グループは,化学強化ガラスを用いた,車載用に適したディスプレイ用カバーガラスの提案を進めてきた。このカバーガラスは,コーティングや装飾印刷によって,車載用ナビゲーションシステムや運転情報表示パネルの視認性や操作性を向上させており,既に30車種以上に採用が決定している。

同社グループは,車載ディスプレイ用カバーガラスの供給体制を拡充し,更なる需要拡大に対応していく。また,よりデザイン性の高い,三次元曲面形状の車載ディスプレイ用カバーガラスについても,量産に向けた準備を進めているとしている。