SP,「Explorer One」用ダイナミック・パルスエネルギー・コントロールを発売

スペクトラ・フィジックス(SP)は,世界最小電源一体型LD励起Qスイッチ固体レーザー「Explorer One」用のダイナミック・パルスエネルギー・コントロールを発表した(ニュースリリース)。

「E-Track」(「Explorer One」用ダイナミック・パルスエネルギー・コントロール)はすべての「Explorer One」シリーズにて動作可能なアクティブエネルギー/出力制御機能。

急激に変化する環境や運転パラメーターの変更時において,エネルギーレベルを継続的に安定させ急速なパルスエネルギー制御,ゲート制御を必要とする様々なスクライビング,穴あけなどの微細材料加工における“on-the-fly” 制御を可能にした。

高速エネルギー安定化機能に加え,「E-Track」機能によるリアルタイムでのエネルギーモニター,パルスエネルギー制御は更なる加工プロセス品質向上に大きく寄与する。

「E-Track」機能は現在7種類ある「Explorer One」すべてのモデルに対応,高速繰り返し周波数運転時,コマンドコントロール時,アナログシグナルコントロール時などあらゆる運転モード時に対応している。

「Explorer One」シリーズは,同社が提唱するレーザーヘッドと電源を一体化したプラットフォーム,「It’s in the Box™」コンセプトデザイン採用により同クラス最小,最軽量を実現し,さらに200Gの加速度衝撃テストをクリアした耐久性で,可動ステージへの搭載に適している。

24/7の厳しい使用環境において数千台の納入実績のある「Explorer®」プラットフォームに基づいた信頼性の高いレーザーだとしている。