ソニー,

ソニーは,12メガピクセルの35mmフルサイズ「Exmor®」(エクスモア) CMOSイメージセンサーを搭載し,業界最高水準の最低被写体照度性能を実現した4K対応のネットワークカメラ「SNC-VB770」を2016年8月に発売する(ニュースリリース)。オープン価格。

この製品は,自社開発の高感度イメージセンサーや,センサー性能を最大限に引き出すために最適化されたレンズ交換式デジタル一眼カメラ「α™」のEマウントレンズ群,高いノイズリダクション効果を実現する信号処理エンジンの技術によって,4K解像度のネットワークカメラとして業界最高水準の最低被写体照度0.004 lx以下を実現した。

これにより,夜間や光源が極めて限られる室内など,肉眼ではほぼ被写体が見えない低照度環境においても,鮮明で滑らかな30f/sのカラー動画撮影が可能。同時に,早いシャッタースピードでの撮影も可能とし,ブレのない映像が入手できる。これにより,薄暗い場所でも文字や数字を的確にトラッキングしたり,人の表情まで鮮明に捉えることも可能になった。

また,同社のネットワークカメラとして初めてEマウントに対応。装着するEマウントレンズにより,様々な環境や用途に応じた幅広い画角で撮影できる。かつ4K解像度撮影により広域から細部まで精度高くとらえる。

同社はこの製品を,昼夜問わず高い監視精度が求められる空港や港湾,河川,交通の監視用途などに向けて提案する。また,この高感度性能を生かし,幅広い映像制作用途への活用も開拓していくとしている。