SP,コンパクト・ローコストQswパルスレーザーを発売

スペクトラ・フィジックス(SP)は,「Talon」LD励起Qスイッチ固体レーザーに新しく高出力モデルの「Talon 355-30」及び「Talon 532-40」の新しいラインアップを発表した(ニュースリリース)。

355nmモデルは30W以上,また532nmモデルは40W以上の平均出力を出力する。なお,フッ トプリントやインターフェイスは,既存の「Talon」ファミリーと同等。高いコストパフォーマンスを持つ「Talon」は,PCボード穴あけ加工やカッティング,半導体シリコンスクライブやダイシング,またフラットパネルディスプレイ製造プロセスさらにはリチウムイオン電池,太陽電池,CFRP等のクリーンエナジー関連の製造工程にて幅広く使用できる。

24/7動作の産業製造用途にて成功をおさめた「Talon」に追加された新製品は,高いな信頼性とコストパフォーマンスを提供する。完全な互換性を持つ 10機種の「Talon & Talon HE」ファミリーは,今までにないデザインの自由度と容易な搭載性で,加工装置の設計を変更することなく,顧客の個々の要求に応える。

「Talon 355-30」は100kHzにてUV30Wを,「Talon 532-40」は100kHzにてグリーン40Wを安定して出力し,これらのモデルはシングルショットから 500kHzの高繰り返しの領域まで優れたビーム品質とパルス安定性を提供する。

また「it’s in the Box」デザインに依り一体化されたレーザーヘッドと電源は,容易に装置搭載が可能で,個々の用途や要求に応じて簡単に載せ替えが可能で。「Talon & Talon HE」ファミリーは幅広い環境動作試験に合格し,24/7の産業製造用途にて高い信頼性と低動作コストを提供するとしている。