SP,高繰返し自動波長可変フェムト秒NOPAを発売

スペクトラ・フィジックス(SP)は,高繰返し自動波長可変ノンコリニアオプティカルパラメトリックアンプ「Spirit-NOPA-IR」を新たにラインアップした(ニュースリリース)。

3光子イメージング用途にも適した高ピークパワー,赤外領域での広い波長可変領域を実現している。産業用フェムト秒レーザー「Spirit」を励起光源に使用することにより,1200nm~1600nmの可変波領域で10MW以上の高いピークパワーと<80fsのパルス幅を提供する。

この製品を使用することにより,生きた細胞組織の中で1mm以上の深さで明瞭なイメージングを行なう事が可能。新製品とフェムト秒レーザー「Spirit」の組み合わせは生きた深部組織のイメージングで力強いソリューションを提供する。このソリューションは脳イメージング分野での皮層下組織の生体イメージングを可能とする。

赤外領域での3光子励起の利用は,組織内の光散乱を抑えることでより深いイメージングを可能にする。「Spirit」により励起されるこの製品は高いピークパワーを持ちながらも適度な平均パワーの為,生組織にダメージを与えることなく,1200nm~1600nmの広い赤外波長領域での3光子励起が可能だとしている。

新製品と「Spirit」は全自動コンピューターコントロールで操作も簡単。またオプションで,600nm~800nmのSHG出力も可能。