岡野電線,多点光ファイバー通話装置を発表

古河電工グループの岡野電線は,多点光ファイバー通話装置「FT6000」の後継機種として「FT9000」を新たに開発,販売を開始した(ニュースリリース)。オープン価格。

光通話装置は,両端SCコネクタ付のシングルモード光ファイバを装置に差し込み,電源を入れるだけで2台の装置間で通話ができる製品。光ファイバーの通信工事等において,給電不要で複数拠点での同時通話を実現し,装置間40kmまで電磁ノイズの影響を受けずに通話できる。

今回のモデルチェンジにより,1)通話音質のさらなる改善,2)接続台数を50台まで増加,3)サイズ125x65x110mmとし,容量1.5Lから0.9Lに小型化,4)重量は1.5kgから0.9kgへ軽量化,5)ワイヤレスヘッドセットとの接続,6)単2乾電池4本で8時間(非常時スリープモードは24時間)稼働,7)AC100~240Vも使用可能,また市販の5V_USBコネクタ付携帯用バッテリーも使用可能,8)筐体保護のため外側にシリコンプロテクタの採用を実現した。

用途は,光回線の通信切り替え工事,鉄道沿線の施設工事連絡,洞道工事連絡,施設内の長距離連絡,ホットライン,山間部等の有線非常用電話など。