カシオ,レーザー&LEDプロジェクター新機種を投入

カシオ計算機は,電源オンから最短5秒で最大輝度に達する「レーザー&LEDハイブリッド光源」を搭載したプロジェクターのエントリーモデル3機種を3月18日より、,ドバンスドモデル5機種を3月25日より順次発売する(ニュースリリース)。

ランプ交換が不要で光源寿命は約2万時間,消費電力は水銀ランプ方式プロジェクターの約半分。低消費電力で経済性に優れた(輝度とHDMI端子数が同一の水銀ランプ方式プロジェクターよりも,5年間のTCO(Total Cost of Ownership)において低廉)新製品8機種の投入により,水銀ランプからの世代交代促進を図る。

水銀ランプ不使用の半導体光源プロジェクターは,高度な技術を用いているが故に,市場ではプレミアムな存在と位置付けられてきた。2010年にプロジェクター全機種の半導体光源化を達成した同社は,独自のレーザー&LED光源技術に磨きをかけ,エントリーモデルの第一弾を2015年に発売。半導体光源を身近な存在にした。

今回の新製品は,WXGAタイプ5機種,XGAタイプ3機種をラインアップ。8機種すべてに,設置自由度に優れた光学1.5倍ズームレンズを搭載した。さらにアドバンスドシリーズは,ワイヤレス・ディスプレイ・アダプタ(インテル® WiDi / Miracast®に対応した製品)や,スティック端末などのHDMI端子接続型機器へプロジェクター本体から給電できるなど,高い拡張性を備える。

同社は,部屋の照明を暗くしなくても投映できる2500 lm以上の半導体光源プロジェクターで80%の世界シェアを獲得しており,今回の新製品でさらなるラインナップの拡充を図る。