IDT,ウェアラブル向け紫外線センサーを発表

米IDTは,UVAおよびUVBの光スペクトルレベルを正確に検出できる光センサー「ZOPT2202」を発表した(ニュースリリース)。

1~11+の紫外線指数(UVインデックス)を検出し,健康/ウェルネス機能をウェアラブルデバイスや各種モバイルテクノロジー製品向けに提供する。

新製品の2チャネルセンサーは,最近IDTが買収したZMDI®(Zentrum Mikroelektronik Dresden AG)において開発されたもので,超高感度のフォトダイオードを備えており,さらに,特許取得の赤外線抑制機能と組み合わせることで,高性能なUVソリューションを実現する。

また,このセンサーは,健康/ウェルネス用途に加えて,各種アプリケーションにおける“状況認識”も可能にする。

紫外線の過剰曝露は皮膚がんにつながるおそれがあり,曝露不足は季節性情動障害(SAD)やビタミンD不足を招くことがある。このセンサーは,UVAおよびUVBの光スペクトルを正確に検出する。

これにより,ユーザーは周辺環境について正しく理解できるようになり,紫外線の量をモニタリングすることで,紫外線を過度に浴びてしまう危険な状態を回避することができる。

モバイルセンシングソリューションの世界市場は急速に成長しており,利用台数は2018年までに15億台に達すると見込まれている。同社の次世代UVセンサーは,モバイル産業向け環境センシングソリューションを実現する製品となっている。