ローム,若手研究者を対象に研究公募制度を創設

ロームは,半導体に関する技術の更なる活性化と発展を目的として,大学や高等専門学校,公的研究機関に所属する若手研究者を対象にした研究公募制度を創設し,募集を開始する(ニュースリリース)。

同社では,将来を見据えた革新的な技術開発のためには,戦略的な産学官連携によって,さらに広く知恵を集め,技術を融合・発展させることが重要と考え,研究公募制度の創設を決定した。

今回の対象となるテーマは,光エレクトロニクス・フォトニクスなど6つの分野。
光エレクトロニクス・フォトニクスについては,
1.光の発生・受光機能,光と物質の相互作用,熱輻射の利用等で構成される,特長的な機能,新しい生産方法等,社会的付加価値を創造できる技術(光の波長は可視光に限定されず,広く他の周波数域の電磁波を含む)
2.光の発生/受光機能をもつデバイスの高感度化/高出力化,広帯域化に貢献する技術
3.上述の課題の設計に効果を発揮する計算・シミュレーション技術,および故障解析技術
を募集する。

応募されたテーマは本年度内に採択し,2016年4月からの研究開始を予定している。

<研究公募概要>

■対象者 大学・高等専門学校・公的研究機関において、 科学技術研究に従事し下記の研究課題について研究が遂行可能な若手研究者
■研究費・件数 1件あたり200万円を上限とし、合計20件程度
(研究費は内容に応じて決定)
■研究期間 2016年4月開始で、1~2年以内
■応募締切 2016年2月29日
■研究課題 1.光エレクトロニクス・フォトニクス研究分野
2.パワーエレクトロニクス研究分野
3.異種接合研究分野
4.MEMS研究分野
5.省エネLSI研究分野
6.無線通信研究分野
■研究公募URL http://www.rohm.co.jp/web/japan/r-and-d/offer