ニコンの子会社,ニコンイメージングジャパンは,プロフェッショナルの撮影領域を拡大する次世代フラッグシップモデル,ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を発売する(ニュースリリース)。
「D5」は,格段に向上した動体捕捉力や高感度画質をはじめとする高いパフォーマンスで,幅広いシーンと被写体に対応したフラッグシップモデル。153点AFシステムと,約12コマ/秒(AF・AE追従)の高速連続撮影性能によって,さまざまな状況で被写体をより確実に捉える。
また,新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 5」により,ニコン史上最高の常用感度ISO 102400を実現,増感時にはISO 3280000相当(Hi 5)まで拡張する。静止画撮影時はもちろん,新たに対応した4K UHD(3840×2160)動画撮影時にも優れた高感度性能を発揮する。
さらに,タッチパネル採用の高精細画像モニター,前機種「D4S」(2014年3月発売)から通信速度を大幅に向上させた有線LAN(内蔵)・無線LAN通信,同種メディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロットなどにより,ワークフローの高速化を可能にしている。
このほか,180KピクセルRGBセンサーを新採用したアドバンストシーン認識システムがAF,AE,AWBの高性能化に寄与。低消費電力化,高精度・高耐久性シャッターなどとともに,制御精度と耐久性の両面から信頼性を高めているという。