オハラは,高放射線環境下でも透過率劣化が小さい光学ガラスの販売を開始した(ニュースリリース)。このガラスではトータル放射線量が2MGyでも劣化が殆どないという。
一般的な光学ガラスでは放射線環境下で使用すると,次第に変色していくが,耐放射線に向け,特殊なガラス組成調整を行なったことにより,原子力関連施設や宇宙環境など高線量下で用いられる視覚・計測機器への適応を可能にした。
今後は撮像光学系用途として,この耐放射線光学ガラスを含め,屈折率がnd1.51~1.62,分散がνd35~65までの仕様でラインナップを拡充するとしている。