リコーのレーザーラベリングシステム,エコプロダクツ優秀賞を受賞

リコーの環境配慮型の書き換え可能なラベリングシステム「リコーリライタブルレーザシステム」が,「第12回エコプロダクツ大賞」(主催:エコプロダクツ大賞推進協議会)において,エコプロダクツ部門エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)を受賞した(ニュースリリース)。

エコプロダクツ大賞は環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービスを表彰するもので,同社の受賞は今回が初めてとなる。

同社によるとこのシステムは,半導体レーザー光を専用のリライタブルメディア(ラベル)に照射し,非接触でメディアの表示内容を繰り返し書換えできる世界初のラベリングシステム。

独自のレーザーマーカーとレーザー消去機,レーザー専用メディアによって,約1,000回の表示書換えが可能となり,通い箱などにラベルを貼ったまま,繰り返し書換えや追記ができるラベルの運用を実現している。

このシステムを採用することにより,従来の紙ラベル(粘着材付き感熱ラベル)運用と比較して,人手によるラベルの貼り替え作業が不要になるのみならず,ラベルゴミの発生やラベルの糊残り洗浄作業をゼロ化することができ,環境負荷削減に貢献する。

今回の受賞理由は以下のとおり。

ラベルの廃棄物が削減される上,ラベル剥がしに対する高圧洗浄工程・洗浄後の通い箱の乾燥工程が不要となり,紙資源・水使用量・CO2排出量の大幅削減が期待できる。物流用途の屋外運用でも5年相当の耐光性を持ち,箱洗浄機を通しても繰り返し使用が可能である。ラベルの繰り返し使用を可能にした高耐久性技術による環境負荷の低減効果が大きい優れたエコプロダクツである。