オリンパス,培養顕微鏡をモデルチェンジ

オリンパスは,科学事業の新製品として,鮮明な観察像と優れた操作性で細胞培養を効率よくサポートする培養顕微鏡「CKX53」を,2015年12月2日から世界で順次発売する(ニュースリリース)。

再生医療・創薬の分野では,iPS細胞をはじめとした幹細胞や各種細胞を継続的に培養し,さまざまな研究に利用している。細胞培養の過程では,生きている細胞の観察に適した倒立顕微鏡を用いて,細胞の成長を定期的に確認または必要に応じて細胞を撮影する。

今回発売する培養顕微鏡は,従来モデルの後継機で,13年ぶりのフルモデルチェンジとなる。これまでの優れた光学性能を継承しつつ,新位相差観察システムやLED光源の採用により,より鮮明な観察像と迅速な観察を実現した。

また,従来比約2割の軽量化や操作性の向上を図るなど,より効率的な細胞培養をサポートする。