東芝メディカルシステムズ(東芝メディカル)は,MRIやCTの医療画像ソリューションを手がけるオレア メディカル(Olea Medical)の株式を取得する契約を締結し,フランスで必要な承認手続き等を経て買収を完了した(ニュースリリース)。
オレアは2008年に設立されたMRIやCTの先進の医療画像処理ソリューションを手がけるリーディング・カンパニーで,世界中のトップクラスの研究・顧客ネットワークを有している。
今回の買収により,東芝メディカルのグローバルMRI開発チームとオレアが協調・連携を図ることで,革新的なソリューション・製品を生み出していくとしている。
東芝メディカルは,画像診断領域において今後ますます重要性が高まると期待されるMRIシステムの発展に寄与できるよう技術・商品開発に取り組む。オレアのMRI医療画像処理ソフトウエアは,東芝メディカルの医療画像処理ワークステーション Vitrea(ヴィトリア)のプラットフォーム上でも操作が可能となる。
今後,同社がグローバルでプレゼンスの高いCTシステムなど他の画像診断システムの医療画像処理ソフトウエアとの融合を図ることで,マルチモダリティ・ソリューションを活かしたさらなるワークフローの改善に取り組んでまいくとしている。