2015年のウエハー出荷面積,過去最高を更新へ

半導体の国際工業会SEMIは,2015年10月20日(米国時間),半導体向けシリコンウエハー出荷面積の年次予測を発表した(ニュースリリース)。この予測は,2015年~2017年のシリコンウエハーの需要量見通しを提供するもの。

鏡面ウエハーおよびエピタキシャルウエハーの合計出荷面積が,2015年は100億4,200万平方インチ,2016年は101億7,900万平方インチ,2017年は104億5,900万平方インチとなる予測結果となった(下表参照)。2015年は2014年に記録された過去最高値を更新し,2016年,2017年も,過去最高水準が継続する見込みだとしている。

SEMIでは,2015年はシリコン出荷面積が記録を更新する年となるが,これは主に大口径ウエハーによるものだとし,今後2年間は落ち着いた動きが予測されるものの,ゆるやかな成長が続くとしている。

■ 2015年半導体用シリコンウエハー* 出荷面積予測 (*ノンポリッシュは含まず)
実績 予測
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
シリコンウェーハ面積
(100万平方インチ)
8,834 9,826 10,042 10,179 10,459
年成長率 0% 11% 2% 1% 3%
(出典:SEMI、2015年10月)
* 太陽電池用シリコンは含まず