東芝,虹彩認証向けイメージセンサーを発売

東芝は,近赤外線カメラ向けに1.12µm裏面照射型(BSI)の2.1メガピクセルCMOSイメージセンサー「T4KE1」を製品化した(ニュースリリース)。サンプル出荷を10月8日から開始している。サンプル価格は1,500円/個。

この製品は,1/7.3インチ2.1メガピクセルCMOSイメージセンサーで,高品質の1080p(1920×1080解像度)画像を実現する。カラーフィルターを使わない画素構造を採用することにより,近赤外線帯域において高感度での認証用画像を取得でき,セキュリティ強化のためにスマートフォンやPCなどで需要拡大が見込まれている虹彩認証機能の導入を容易にする。

また,光学サイズが小さいためモジュールの高さを低く抑えることができ,従来品同様にシリアルインターフェースを備えており,薄型化,小型化の進むスマートフォンやPCなどのモバイル機器への導入に適している。

さらに同社は,小型リファレンスカメラモジュールを提供することで,顧客による製品評価や設計をサポートする。