ウシオ,ハイパワースポットUV照射装置を発売

ウシオ電機は,同社従来品比で照度を3倍にし,UV接着工程時間を1/3に短縮するスポットUV照射装置「スポットキュア® SP-11」の販売を,2015年10月より開始する(ニュースリリース)。

同社では同製品を2015年9月30日(水)~10月2日(金),東京ビッグサイトで開催される「N-PLUS(ブース番号:2M-16)」において,パネル展示および実機展示を行なう。

φ1~10mm程度の極小領域にUVを照射できるスポットUV照射装置は,スマートフォンのタッチパネルをはじめ,フイルムや,ハードディスク,カメラのレンズなどの多様な製造ラインにおいて,硬化,接着,封止,剥離などの用途に使用されている。

近年,「ビッグデータ」「IoT(Internet of Things)」などの技術の発達に伴い,自動車や医療はもちろん,建設,エネルギー,農業など,電子化が進んでいなかった分野にも,センサーをはじめとした精密電子部品が普及することが確実視されており,電子部品・機器の大量供給が求められる製造現場では,生産性向上のための工程時間短縮が求められている。

それに対し新製品は,専用に開発したUVランプを搭載することで従来品比照度3倍を実現し,UV接着工程時間を1/3に短縮することを可能にした。

具体的には,従来機種の紫外線強度4080mW/cm2以上に対し,新製品は7500mW/cm2以上となっている。