日本レーザー,高解像度OCTシステムの販売を開始

日本レーザーは,デンマークNKT Photonicsの高解像度スーパーコンティニューム OCTシステムの取扱いを2015年9月1日より開始した(ニュースリリース)。概算税抜価格は約2,000万円。

この製品は,NKT PhotonicsのSuperK EXTREME OCTスーパーコンティニューム光源にThorlabs Ganymede OCT エンジンを組合せたシステムで,縦解像度1.2μm(組織内),横解像度最小2.5μmという非常に高い縦解像度が特長。柔軟性が高く,測定対象のサンプルについて,スキャン領域,スキャン速度,データ処理を最適化できる。

小動物のトモグラフィから工業的材料の非破壊検査まで広い用途に対応できる汎用性をもち,R&Dから産業用途まで幅広い業種で応用可能。初年度5台を目標に販売を展開する。

主な使用は以下の通り。
・中心波長: 800nm
・光バンド幅: 300nm
・最大視野, FOV(LxWxD):6x6x10mm
・A-スキャン・ラインレート: 最高36kHz
・縦解像度: 空気中1.6μm,組織内1.2μm
・横解像度: 最小2.5μm
・サンプル照射光パワー: 最大10mW
・感度: 90dB
・A-スキャン当りの最大ピクセル数: 1024