レボックスは,白色LEDを利用した光切断検査システムを開発した。LED光をスリット化したLEDスリット光照明によるもので,従来のLED照明では検出が困難だった濃淡差の少ない対象物のキズや打痕,形状不良,色調不良などをカラー画像で取得することができる。3次元画像表示にも対応する。
また,従来の切断法では被写体を連続撮像したとき,1枚のフレーム画像で1行分の高さ情報しか取得できなかったが,これをアバールデータが開発したカラー光切断法により,連続する複数の画像データを用いて1フレーム画像内で数行分の高さ情報と色情報を同時に取得することも可能にしている。
システムは検査ニーズに応じてカスタマイズするとしている。光切断法ではレーザーを利用するものも開発されているが,スペックルノイズが発生するという問題がある。同社によれば,スペックルノイズは画像処理の精度に影響を及ぼすため,この問題をクリアにしたいというユーザーニーズがあるとして,開発したLEDスリット光照明によるカラー光切断システムの販売を展開する。