リコー,ファイバーレーザー加工機市場に参入

リコーインダストリアルソリューションズは,自社開発のファイバーレーザー光源を搭載した短パルス加工装置を開発した。

同社は2014年6月に設立。リコーのインダストリ事業部を吸収分割するとともに,リコー光学,リコーマイクロエレクトロニクスを吸収合併し,FA向け新規ビジネスの開拓を行なっている。今回開発した製品も,リコーのレーザープリンターやペンタックスの光学系,コピー機の搬送技術などグループ各社の技術を結集している。

今回,心臓部となるファイバーレーザーは自社開発。波長1064nm,平均出力16W,繰り返し周波数200kHz〜10MHz,パルス幅は50ps〜1ns。MOPA構成により良好なビーム品位と高い安定性を得たとしている。

加工幅は600mmで,スキャンスピードは3,000mm/sと高い。PETフィルム上の銀ペーストにおける加工例では,線幅18μmのライン加工を提示した。

同社ではこの加工装置の用途として,配線パターニング,精密切断加工,薄型ガラス加工,金型加工,スクライビングなどを想定しており,市場の反応を見ながら,今年度中の発売を予定している。また,ファイバーレーザー光源単体での販売も行なう予定だ。

同社はレーザー加工機分野では後発となるが,光源を含めた装置全体が国産であるため,メンテナンスを含めたアフターフォローで有利になるほか,同社が提供する検査装置などを含めたトータルソリューションで市場に食い込みたいとしている。

リコーインダストリアルソリューションズ