三菱電機,炭酸ガス二次元レーザ加工機を発売

三菱電機は,炭酸ガス二次元レーザ加工機の新製品として,薄板から厚板までの加工において,加工性能と操作性の向上により高い生産性と省エネを実現した「ML3015SR-32XP」を9月1日に発売する(ニュースリリース)。価格は9050万円(税抜)。

最新ビーム制御の採用により,板厚12mmの軟鋼加工速度を最大10%,板厚6mmのステンレス加工速度を最大40%向上し,薄板から厚板まで幅広い板厚の加工時間を短縮した。また板厚10mmのステンレスの切断面粗さを最大80%低減し,高品位な加工を実現している。

加工前の準備動作を高速化する独自の制御技術により,加工開始までの準備動作時間を最大70%短縮し,稼働効率を向上した。

また,作業者の熟練度に依存しない直感的な操作で,使いやすさを追求。加工完了後は,発振器・冷却装置などを段階的に停止させる「ecoモード」搭載により,待機時の消費電力を最大93%削減している。