スペクトラ・フィジックス,高コストパフォーマンスのUVレーザを発売

スペクトラ・フィジックスは,「Talon LD励起Qスイッチ固体レーザ」に新しく,高出力パルスエネルギーUVレーザ「Talon HE」のラインナップを発表した(ニュースリリース)。

355nmモデルは500uJ以上の,また532nmモデルは1000uJ以上のパルスエネルギーを出力する。また,フットプリントやインタフェイスは多くの導入例がある,既存のTalonファミリーと同等。

圧倒的なコストパフォーマンスを持ち,PCボード穴あけ加工やカッティング,半導体シリコンスクライブやダイシング,またフラットパネルディスプレイ製造プロセス等の多様な製造工程にて幅広く使用できる。

20KHzにてUV 500uJ以上のパルスエネルギーをロングパルスで出力する「Talon HE 355-500」,40KHzにてUV275uJ以上のパルスエネルギーを出力する「Talon HE 355-275」,また15KHzにてグリーン1mJ以上のパルスエネルギーを出力する「Talon HE 532-1000」の3機種を取り揃えた。

また“it’s in the Box”デザインにより一体化されたレーザヘッドと電源は,容易に装置搭載が可能で,個々の用途や要求に応じて簡単に載せ替えが可能。Talon & Talon HEファミリーは幅広い環境動作試験に合格し,24/7の産業製造用途にて高い信頼性と低動作コストを提供するとしている。

主な仕様は以下の通り。