コーンズテクノロジー,高分解能光音響3D顕微鏡を発売

コーンズテクノロジーは,米MicroPhotoAcoustics製の高分解能光音響3D顕微鏡(Photoacoustic Microscopy:PAM)の取扱いを開始した(製品ページ)。

PAMは,体に傷つけず(非解剖又は,非侵襲)に画像計測可能な計測技法でありながら,in vivo計測にて高分解能(最大XY方向:5μm,Z:15μm)での生体計測や分子イメージング計測を実現する装置。

この装置では,計測深度1~3mmを実現し,1mmに満たない小さな癌組織の形状/成長や投薬効果を癌組織内の腫瘍血管および血管新生などの微細血管を計測することが可能。

使用するレーザ波長により,同一計測領域で異なる分子のイメージングが可能。計測深度にあわせた二種類の光学系(OR-PAM(計測深度 ~1㎜)/AR-PAM(計測深度 1~3㎜))を搭載。光学系は,計測深度に合わせて交換することができる。レーザは最大2種類を同時に搭載可能。

更に,光音響プローブ活用により今後さまざまな分野(がん治療,創薬,脳,再生医療(組織,骨)等)での研究に貢献することが期待される。