NEDO,省エネ技術開発テーマを広く募集

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,エネルギー供給から需要までのあらゆる分野における事業化を見据えた省エネルギー技術開発テーマを広く募集し,省エネルギー社会の実現に向けたテーマに助成する(ニュースリリース)。

この事業では,NEDOと経済産業省が共同で策定する「省エネルギー技術戦略」で掲げられた産業,家庭・業務,運輸部門等における日本の省エネルギーに寄与する14の重要技術を中心に,開発・導入シナリオの策定から事業化まで切れ目なく支援を行なう。

今年度の第1回公募(6月9日採択決定)では,緊急性が高く,2020年を目途とした具体的な技術課題を特定技術開発課題として50項目設定するとともに,「非可食バイオマス由来グリーンフェノールの工業生産に向けた技術開発」,「省エネルギー素子用大口径Si基板上高品質GaN成膜技術の開発」,「電動車用ワイヤレス充電器の互換性技術開発」,「微粉炭焚きボイラにおける燃焼効率改善技術の開発」など幅広い分野の省エネ技術開発について合計25件を採択し,事業を開始した。

今般,第2回公募として省エネルギーに係る技術開発テーマを広く募集し,省エネルギー社会の実現に向けたテーマに助成を行なう。第1回公募と同様に,14の重要技術と,50の特定技術開発課題については優先的に採択を行なう予定。

(1)公募期間
2015年7月1日~2015年7月30日正午
(2)研究フェーズについて
開発リスクや開発段階に応じて3つの開発フェーズを設け,高い省エネルギー効果が見込まれる技術開発テーマを広く募集する。フェーズ移行時にはステージゲート審査を実施し,高い成果と,十分な省エネルギー効果が見込まれる技術開発テーマに対しては,切れ目のない支援を実施する。

NEDOでは全国各地(川崎,札幌,仙台,名古屋,大阪,福岡)で公募説明会を予定している。