コヒレント,高出力/長寿命の産業用半導体レーザを発売

米コヒレントは,産業用途向けに高出力・高輝度の波長780~830nmと975nmの半導体レーザコンポーネンツをリリースした(ニュースリリース)。

同社は半導体レーザ製造ラインを強化し,産業用OEM組込み用途で求められる優れたバッチ間の一貫性や品質を満たす高性能な半導体レーザを製品化した。

波長780~830nmで,独自のAAATM(アルミニウムフリー)技術をコア径800µmファイバーアレイパッケージ(FAP)の新70Wモデルだけではなく,60Wと80Wの低フィルファクターバーまで採用した。またすべてのモデルが20,000時間以上の長寿命を実現する。

さらに,波長975nmにて,新しく高効率60W,100W,150Wの低フィルファクターバーを供給し,これらも20,000時間以上の長寿命を実現する。

両波長において,低フィルファクターバーはファイバーカップリングやビームコンバイニングに理想的で,金属溶接,クラッディング(肉盛り),焼入れなどのダイレクト材料加工をはじめ,固体レーザやファイバーレーザの励起といった応用で,高輝度ビームデリバリーを可能にする。

アプリケーションとして,直接加工,固体レーザ,ファイバレーザの励起を想定している。