三菱電機は,パルス光を使用するプロジェクタの光源として,発光波長638nmの鮮やかな赤色で世界最高のパルス駆動光出力2.5Wを実現した赤色高出力半導体レーザ「ML562G84」を9月1日に発売する(ニュースリリース)。サンプル価格は50,000円(税抜)。
レーザ素子の層構造の変更や発光領域サイズの拡大により,世界最高のパルス駆動光出力2.5Wを実現した。全時間に対して光を出力している時間の割合であるパルスデューティ比40%まで対応する。
視感度の高い波長638nmとパルス駆動光出力2.5Wにより,LD1個あたり約120ルーメン相当の光源の構成が可能(パルスデューティ比40%時)。電力変換効率は約39%(ケース温度25℃,パルス駆動2.5W時)の高効率を実現し,消費電力を低減する。
赤色の再現性が高いので,消費電力が小さいパルス光を使用するプロジェクタの製品化に寄与するとしている。