コヒレント,新プラットフォームのファイバレーザを発売

米コヒレントは,4kW及びそれ以上の出力を実現できる新プラットフォームを採用したファイバレーザのラインアップを拡張した(ニュースリリース)。

新「Highlight FL」シリーズは,同社独自のモジュラーデザインを使用しており,ターンキー動作が可能なシステムや自社製のファイバレーザを製造するためのモジュール供給の選択が可能。

独自のモジュラー構造に加え,同社工場でのサービストレーニング,サービス認定制度などワールドワイドでOEMカスタマーを支援する体制を整えている。 またオプションとしてエンドユーザへの直接サポートも行なうことができる。

この製品は,どの出力レベルにおいても,様々な金属や合金の切断及び溶接を最適化できるファイバ伝送(オプション)を用意している。 またプラットフォームは,戻り光に対して強い構造であるため,高いスループットや低コスト運用を可能にする。

同社は,励起用のレーザダイオードやアクティブファイバなどを自社生産し,ファイバレーザを製造しているため,性能,信頼性,品質の高い製品を低オペレーションコストで維持することができる。

また独自のモジュラーデザインにより,サービスがし易く,システムのダウンタイムを低減できる。 加えて,グローバルな物流システム,アプリケーションラボ,フィールドインテグレーションチームが世界中の多くの地域で,迅速なサポートを提供するとしている。

想定する主なアプリケーションは,金属切断(アルミニウム,真鍮,銅,鉄など),金属溶接,クラッディング(肉盛り),レーザ焼入れなど。