旭硝子は,ガラスとディスプレイを融合した「infoverre®」(インフォベール)シリーズの新製品,「infoverre® MIRROR」の販売を開始した(ニュースリリース)。
これは,同社の光学接合技術により,ガラスに大型ディスプレイモニターを直接貼り付けた製品。商業施設や住宅向けのデザイン性の高いインテリア用製品として,グローバルに拡販を進める。
infoverreシリーズは,クリアな映像を浮かび上がるように映し出すガラスサイネージ。今回発表したミラータイプは,透明なガラスの代わりにブラックミラーを使用することで,ディスプレイモニターの存在を消している。不使用時には普通のミラー。オンにすると突如鮮やかな映像が飛び出す。
ミラーにディスプレイモニタを直接貼り付けることにより,反射を減らしくっきり鮮やかな映像を実現,空気層を省くことでミラーからの写りこみによる二重画像を極限まで減らしている。モーションセンサと組み合わせることで,ユニークな情報発信が可能になるとしている。また,ディスプレイをガラス接着面で支えているため省スペースが可能に,そして放熱ファンが不要のため低消費電力も実現している。
ミラーはどんな大きさでも対応可能。ディスプレイモニターのサイズは21.5型,42型,46型,55型がある(75型は2015年中に発売予定)。