2015年第1四半期のシリコンウェハ出荷面積,過去最高水準に

半導体関連の国際工業会である米SEMIは5月19日,SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)によるシリコンウェハ業界の分析結果をもとに,2015年第1四半期(歴年)の世界シリコンウェハ出荷面積が2014年第4四半期から増加したと発表した(ニュースリリース)。

■ 半導体用シリコンウェーハ出荷面積四半期毎動向 (百万平方インチ)
 2014年第1四半期  2014年第3四半期  2014年第4四半期  2015年第1四半期
 2,363  2,597  2,550  2,637

※太陽電池用のシリコンは含まず。

2015年第1四半期に出荷されたシリコンウェハ面積は26億3,700万平方インチで,2014年第4四半期の25億5,500万平方インチから3.4%増加し,四半期の出荷量では過去最高となった。また,前年同期比では11.6%増となった。

SEMIでは「今年の第1四半期の出荷量は,昨年第3四半期に記録された過去最高値を超えた。半導体市場が昨年享受した市場の強い勢いが,この直近の四半期におけるシリコンの出荷面積を押し上げることになった」としている。