凸版印刷,中国で半導体用フォトマスクの製造を増強

凸版印刷は,急速に拡大する中国での半導体用フォトマスク市場に対応するため,半導体用フォトマスクの製造を手掛ける米トッパンフォトマスクス インク(TPI)の子会社である上海凸版光掩模有限公司(TPCS)の工場敷地内に新たな工場を建設,製造ラインを拡充し,フォトマスクの生産能力を増強する(ニュースリリース)。

TPCSは,現敷地内の既存工場に隣接して新工場を建設,中国における最先端の90~130nmノード向けフォトマスクの生産設備を導入する。製品の供給は,2015年6月より開始する予定。投資額は約2,000万US$。

また新工場は,今後10年間を見据え,中国市場のさらなる拡大に対応するための拡張スペースを十分に確保しており,必要に応じて設備の追加導入を検討していく。

今回の投資により,中国市場における先端フォトマスクのリードタイムを短縮化することが可能となるとともに,日本から技術を移転することで対応可能な技術・製品のラインアップの拡大を図り,中国フォトマスク市場におけるトップシェアをより強固にしていくとしている