NEC,防塵性を高めたレーザプロジェクタを発売

NECディスプレイソリューションズは,同社プロジェクタ「ビューライトシリーズ」の新製品として,3チップDLP®方式を採用した「循環冷却防塵構造」のレーザプロジェクタ「NP-PH1202HLJD」の出荷を5月21日より開始する(ニュースリリース)。オープン価格。

この製品はレーザ光源の採用により,長寿命約20000時間と,高輝度12000 lmを実現した。解像度はフルHD(1920×1080)。4台のプロジェクタを使って,4K(3840×2160)映像の投写が可能な,タイリング機能に対応。4K信号対応のHDMI®端子(リピーター機能)の搭載により,外付けの機械がなくても4K映像投写ができる。

また,独自の解像度変換技術「アドバンスド・アキュブレンド」と,輝度レベルは同じでも,被写体の周囲を若干暗くすることで,立体感を得られる目の特性を利用した独自の高画質機能「3rd SweetVision® 」を搭載。映像の境界部分のコントラスト感を高め,高画質を実現した。

大教室や大会議室,ホール,レンタルステージなどの使用シーンでは,光源の交換などメンテナンスが長期間不要で,ローコストオペレーションが可能な高輝度レーザプロジェクタのニーズが高まっている。この製品は,光学部品の汚損を防ぐ,新規に開発した「循環冷却防塵構造」を採用し,密閉構造内部で空気を循環させ,発生した熱はヒートレシーバにて排出する。外気が光学部品に触れないことで,チリや埃などによる汚れを防ぐ。また,レンズシフトを行なう際に必要な隙間を,凹凸に設計することでチリや埃が侵入しにくくした。