ソニーは,4月1日,同社が保有するオリンパスの普通株式の一部を,JPモルガン証券に譲渡することで合意したと発表した(ニュースリリース 1,2)。
同社が保有するオリンパスの株式は,34,487,900株(所有割合:10.06%)。このうち半数の17,243,950株(所有割合:5.03%)を譲渡する。この譲渡に伴い,2015年度第1四半期において約468億円を譲渡益として計上する。また,譲渡価額は718億円であり,同額の現金を2015年4月6日に受領する。
ソニーは,財務基盤の強化及び成長に向けた投資資金の確保を目的として今回の譲渡を決定した。譲渡後も,オリンパスとの業務提携及び両社の医療事業合弁会社であるソニー・オリンパスメディカルソリューションズを通じて,引き続きオリンパスとの協力関係を継続しするとしている。