コニカミノルタプラネタリウム,8K解像度の全天周デジタル映像システムを発売

コニカミノルタグループでプラネタリウム事業を手掛けるコニカミノルタプラネタリウムは,世界初となる単眼式による8K解像度映像(ドーム直径部で4,800ピクセルの円形映像)の投映を可能とする全天周デジタル映像システム「Media Globe Σ (メディアグローブ シグマ)」を開発し,販売を開始した(ニュースリリース)。

投映部には最先端のプロジェクタを搭載し,単眼の投映方式で世界初となる8K(8,192×4,800ピクセル)解像度,ドームスクリーン投映では直径部4,800ピクセルの高精細・高画質映像を,スクリーン全天に投映する。ネイティブ(絞り機構なし)で実現する10,000:1の高コントラスト比と併せて,漆黒の宇宙とシャープで明るい星像を両立して再現する。

またコニカミノルタのコア技術である光学技術を駆使して新たに開発した,高解像度映像を忠実に再現する高性能レンズをプロジェクタと組合せ,映像素材の品質を落とすことなく,階調性豊かで高精細な全天周映像をドームスクリーン全体に描写する。

また,高度な演出をよりしやすくするGUIを新開発。Windows8のタブレット端末を操作端末として利用できるので,ドーム内のどこからでも,直感的なタッチパネル入力で投映機器のシステム制御が可能。

さらに双方向コミュニケーションツールとして,”DOME THROW(ドームスロー)機能”を搭載。例えば星空解説の時に観客の理解をより深めるために,タブレット端末を活用して,様々な映像や画像,イラストなどのビジュアル資料をドームスクリーンの任意の位置に簡単に表示させることができる。

同製品の第一号機は,本年3月にリニューアルオープンする加須未来館(埼玉県加須市)に納入することが決定している。