「平成26年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」受賞者が決定

コニカミノルタ科学技術振興財団は,画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「平成26年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」(助成金総額750万円)の受賞者を決定した(ニュースリリース)。

今回は「光と画像領域での新たなる挑戦」を基本テーマとし,「光と画像に関する材料及びデバイスの研究」「光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究」「光と画像に関するその他の先端的な研究」について論文を公募し,65件の応募があった。

奨励賞(優秀賞)は,物質・材料研究機構の石井智氏「極薄平面レンズの開発」,新潟大学助教の崔森悦氏「生体内3次元振動分布の可視化技術の開発」,首都大学東京准教授の柳和宏氏「PN制御一次元ナノ物質系における熱電変換型光起電力発生の研究」の3名が受賞した。他に奨励賞9名が選出された。

今回,同賞では,従来のレンズ設計では考えられなかった極薄平面レンズ,或いはこれまで熱として捨てられていた光励起エネルギーを光起電力とするような,いずれも高いレベルに挑むテーマを優秀賞に選考した。今後も「光と画像領域」で活躍する若手研究者の登竜門として研究を支援していくとしている。