シャープ,可視光感度1,450mVを実現した交通監視カメラ向け1/1型600万画素CCDを開発

シャープは,業界最高感度1,450mVを実現した交通監視用カメラ向け1/1型600万画素のCCD3機種「RJ3DT3AF0DT/RJ3DT3AD0DT/RJ3DT3AA0DT」を開発,発売する(ニュースリリース)。1月末より量産を開始。税込サンプル価格はそれぞれ60,000円。

3機種の違いはそれぞれ信号出力(4/2/1ch),および動画フレームレート(6M 30f/s,同15f/s,同8f/s)となっている。

ITS(高度道路交通システム)などに用いられる交通監視用カメラは,昼夜を問わず,走行車両の情報やナンバープレートを識別する必要があるため,高解像度で高速撮影が可能なイメージセンサが求められる。

このCCDは,光を電気信号に変換する領域を拡大。道路を幅広く撮影できる600万画素の高精細イメージセンサにおいて,業界最高の可視光感度1,450mVを実現した。また,可視光より波長の長い近赤外光下での撮影にも対応し,明るいシーンから肉眼ではとらえられない暗闇のシーンまで鮮明に撮影できる。また,600万画素の画像を1秒間に30枚出力することで,高精細で滑らかな映像の撮影が可能。

同社は,監視・車載・医療向けに40万~800万画素のイメージセンサを幅広くラインアップし,“iSHartina™”(アイ・シャルティナ)の愛称とともに広く展開している。