凸版印刷,90度回転で白黒が反転するホログラムとID管理を一体化したラベルを開発

凸版印刷は,模造品被害の抑制に効果的なキャラクターライセンス用ホログラムラベルを開発した(ニュースリリース)。2015年1月下旬より本格的な販売を開始する。価格は5円/枚(50万枚ロット時,ID番号印字ありの場合)。

この製品は,同社が独自開発した拡散する光の方向・広がり方をコントロールしたホログラム「S-White(エス・ホワイト)」を用いたラベル。見る角度を90度回転させることで白黒が反転するホログラムで,検証器具などを使用することなく目視により明確に偽造品との区別が可能となる。

また,従来のホログラムの特徴である七色にキラキラ光る見え方ではなく,光沢を抑えたマット調で白黒に光る仕組みのため,ホログラム自体の模造が困難。さらに,ID印字をホログラムと一体化したことにより,製品管理や流通管理などのトレーサビリティ管理も可能。

同社は今後,この製品をキャラクター製品を海外に販売する企業のブランドプロテクション用途として積極的に拡販し,2015年に関連受注を含め約5億円の売上を目指す。