日本電気硝子は,中国南京経済技術開発区との間で,薄型パネルディスプレイ(FPD)用板ガラスの加工および販売事業に関する投資建設協議書を締結し,中国・南京市に100%出資の加工子会社「電気硝子(南京)有限公司」を設立する(ニュースリリース)。
同社は,中国において電気硝子(上海)有限公司と電気硝子(広州)有限公司の二つのFPD用板ガラスの加工拠点を展開しているが,中国におけるFPD用板ガラスの需要拡大に対応するべく,来年後半には厦門市で溶融・成形事業(電気硝子(厦門)有限公司)を立ち上げ,溶融からの一貫生産体制を構築する予定。
こうしたなか,中国第三の加工拠点として新たに南京に子会社を設立し,更なる加工能力の増強により当該市場における生産・供給体制の強化を図る。
事業の概要は以下の通り。
・社名 電気硝子(南京)有限公司(予定)
・所在地 中華人民共和国江蘇省南京市
・代表者 董事長 佐伯彰久(同社取締役常務執行役員)
・事業内容 FPD用板ガラスの加工および販売
・登録資本 約18億円
・設立時期 2015年3月頃(予定)
・設備投資 約50億円(転用設備を含む)
・操業開始時期 2016年第2四半期中(予定)
・事業見通し 2017年度売上見込み 約130億円