NEC,悪天候でも撮影可能なフルハイビジョン監視カメラを発売

NECは,カメラとレンズ,高速旋回装置を組み合わせた旋回装置一体型カメラで初めて,フルハイビジョン超高感度撮影を実現する新製品「NT-S370シリーズ」・「NT-S970シリーズ」2機種 4モデルをラインアップし,販売を開始した(ニュースリリース)。オープン価格。

新製品は,NECの中央研究所が開発した独自の映像鮮明化技術を活用し,霧・もやが発生した悪天候な状況下でもクリアな視認性を確保できる「霞低減機能」を搭載。また,夜間や暗所などで撮影する際に発生するノイズを最小限に抑える「ノイズ低減機能」も搭載し,昼夜を問わず,高感度・低ノイズな映像撮影を実現する。

撮像素子には220万画素のフルハイビジョンCMOSセンサを採用し,超高感度撮影を実現した。回路設計を行うことで、環境に左右されずに鮮明な映像撮影が可能。人の目には見えない近赤外線波長領域の撮影を可能とするIR-PASS機能を搭載し,更なる高感度撮影が可能になった(NT-S370R/NT-S970Rのみ)。

またオートフォーカス機能により,目視によるマニュアルフォーカス調整ではレンズのピント合わせが難しい状況でも容易にピント合わせが可能。0.1倍刻みで倍率設定が可能な10倍のデジタルズーム機能を搭載し,光学ズームアップ時やエクステンダー使用時の光量低下を発生させることなく望遠撮影ができる。