オスラム オプトセミコンダクターズは,ステージ照明向けとして新しいLED「新Osram Ostar Stage」を発表した(ニュースリリース)。
従来の製品に比較して,パッケージの表面積が30%の拡大したのにに対し,明るさは2倍以上となった。各色2cm2の高電流対応チップを搭載し,各チップは最大駆動電流4.5A。そのため,より小型で高出力のステージ用ム―ビングヘッドや展示用照明が可能になる。
この製品は,最新のThinfilmおよびUX:3素子技術に基づく4個の高電流チップを搭載している。各2mm²のチップサイズは従来の約2倍の大きさだが,パッケージサイズは5.7mmx6.4mmx1.3mmに収まっている。赤色にはThinfilm素子,緑色、青色,白色にはUX:3素子が使用されている。
各チップ最大4.5Aまで可能で,小さな発光面からより大量の光を出力する。選別電流1.4 Aで,赤色チップは光束140lm (typ.),緑色チップは280lm(typ.)を実現している。「深青色」チップは光出力1.8W。LEDが4.5Aの最大電流で動作した場合,1色あたりの明るさは2.6倍に増加する。白色チップは新セラミックコンバータにより,最大出力で20,000時間(L50/B50)の寿命,1000lm超の明るさを実現した。
小さな発光面から大光量を発するステージ照明用高出力LEDへの最新ステップで,より小型のスポットライト設計実現への道を拓く。この製品ファミリーはステージ照明だけでなく,展示会や建築照明用のムービングヘッドおよびスポットライトにも最適だという。