SCREEN,レーザアニール処理装置市場に参入

SCREENセミコンダクターソリューションズは,イメージセンサやパワーデバイス向けウェハをアニーリングする,レーザアニール処理装置市場に参入した。

同社はレーザアニール装置の製販を手掛けてきたフランス・EXCICO社を,2014年6月に完全子会社化し,自社ブランドとして販売しているもので,「LT-3000」と「LT-3100」をラインナップする。装置に搭載している光源は波長308nmのエキシマレーザで,ドーパント活性化,薄膜結晶化,結晶欠陥の修復,表面平滑化,3Dスタッキングなどのメルト処理を可能にする。

装置はステッパ方式を採用しており,ステージが動かしてアニーリングするが,ビームの形状は立方体となっており,スループットを確保している。また,レーザプロセスを監視するリアルタイムモニタリング機能により,プロセスの詳細な追跡が可能。さらに,何百にも及ぶプロセス条件を1枚のウェハに一挙に設定でき,プロセス開発にかかる時間とコストを削減できるとしている。