三菱電機は，大韓民国（韓国）にてFA製品の販売およびサービスを行なうMitsubishi Electric Automation Korea Co.,Ltd.（所在地：ソウル）の社屋内にショールームを新たに開設する（ニュースリリース）。

近年，韓国の製造業では，生産品目の多品種化による機械装置の設計・操作が複雑化するとともに，生産現場が海外移転する中での設備・機械の管理拡大など様々な課題が増えている。同社は，販売・サービス業務拡充のため2014年7月に移転した新社屋に新たにショールームを開設することで提案力を強化し，最新技術・製品の紹介や技術的支援強化により，韓国の製造業の課題解決に取り組む。

ショールームでは，FA機器の展示（シーケンサ，インバータ，サーボ，表示器など），同社が提唱する工場の見える化e-F@ctory・導入事例の紹介などを行なうほか，加工機テクニカルセンター（放電加工機，板金レーザ加工機など）を設置し，製品展示，テスト加工，加工技術指導，セミナー開催などを行なう。

同社ではこれにより，韓国におけるFA製品の販売・サービスをさらに強化し，FAシステム事業の売上高450億円（2015年度）を目指すとしている。