東芝,ケンコーマヨネーズと植物工場を通じた業務提携を締結

東芝とケンコーマヨネーズは11月4日,サラダ事業における業務提携について基本合意書を締結した(ニュースリリース)。

ケンコーマヨネーズは,1977年に業務用として日持ちのするロングライフサラダを日本で初めて開発し,現在でもサラダ専門のトータルブランドとして「Salad Cafe」の展開をしている。店舗とWebを通じて,幅広いサラダの世界を提案している。

東芝では,神奈川県横須賀市にあるほぼ無菌状態(土耕野菜と比べて雑菌数を1/1000程度に抑制された状態)を実現した植物工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」において,栽培期間中に農薬を使用せず,また長期保存できる野菜生産の事業化を進めている。

今回の契約においては,ケンコーマヨネーズから東芝に対するマヨネーズ・ドレッシング・ソース類にかかわる提案や,ケンコーマヨネーズのサラダ専門店「Salad Cafe」のサラダに関する情報提供,東芝からケンコーマヨネーズに対する工場野菜にかかわるマーケティング及び販売ルート情報の提供や,両社によるコラボレーション商品の企画・製造・販売の検討などについて,両社で協力し実施していくとしている。

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