コニカミノルタは,独Autronic-Melchers GmbHのディスプレイ測定システム「DMS 201/505/803/903」の国内取り扱いを開始した(ニュースリリース)。
これらの製品は,液晶ディスプレイをはじめ,有機ELディスプレイ,電子ペーパーなど,透過型と反射型両方のあらゆるフラットパネルディスプレイ(FPD)について、各種の光学および電気特性の評価に利用することが可能。測定項目には,輝度・色度測定,コントラスト測定,輝度むら測定のほかに,応答度測定,フリッカー測定,視野角特性測定,液晶パネルの透過率測定などがある。
DMSシリーズには,ディスプレイの大きさや測定方法によって4機種のラインアップがあり,スマートフォンやタブレット端末,カーナビ用ディスプレイ,1600×1300mmまでの大型ディスプレイなど,さまざまなディスプレイの測定に対応している。さらに,測定サンプルのデジタル制御を行なうためのインタフェースや温調チャンバ,各種照明ユニットなど,測定機能を最大限活用できるように多くのアクセサリーも用意している。
同社では,この製品が液晶ディスプレイ業界におけるデファクトスタンダード測定システムであり,他のFPD測定においても長期にわたってスタンダードとなりうる機種が安定的に供給されるという安心感も提供できるとしている。