日本レーザー,NKT Photonics社製 高出力ピコ秒ファイバレーザの取り扱いを開始

日本レーザーは,デンマークNKT Photonics社と販売代理店契約を締結し,同社の高出力ピコ秒ファイバレーザ「aeroPULSE」の販売を2014年9月25日より開始する(ニュースリリース)。

微細構造特殊ファイバの大手メーカであったCrystal Fibre A/Sと,超高精度ファイバレーザ及びスーパーコンティニューム白色レーザのKoheras A/Sが合併し,2009年にNKT Photonics社として設立された。

同社は光エンジン向けの高機能フォトニック結晶ファイバの量産で高い実績をもち,その結果として現在ではファイバレーザ/ファイバ光源をはじめとする丈夫でシンプルなシステムを提供している。ISO 9001:2008も取得済み。

「aeroPULSE」は,世界的に高い実績のある結晶ファイバを用いた,オールファイバ構成のコンパクトなモードロックパルスファイバレーザ。標準保証期間は2年間。完全モジュール式,簡単操作のターンキーシステムで,高い柔軟性と長い稼働時間を保証している。

主な仕様と応用は以下の通り。

主な仕様 応用例
  •   出力パワー               >10 W /   >40 W
  •   波長                      1035 nm
  •   繰返し周波数     80 MHz
  •   パルス幅                 5 ps / 20 ps
  •   バンド幅                   < 1 nm
  •   直線偏光, 偏光消光比 (PER) > 15 dB
  •   ビーム径                  ~1 mm
  •   ビーム品質(M2)         ≤ 1.2
  • CARS イメージング
  • ラマン (SRS) イメージング
  • OPO ポンプ
  • スーパーコンティニューム光発生
  • TCSPC/FLIM/FRET/単一分子検出
  • 半導体検査
  • レーザー・ダイレクト・イメージング
  • 材料プロセス