日立ハイテクノロジーズとスイス・ETRION社は,日本における出力34MWの大規模太陽光発電(メガソーラ)の共同事業にあたり,三井住友信託銀行のプロジェクトファイナンス契約を締結したと発表した(ニュースリリース)。
この協定下で建設する太陽光発電プロジェクトは「雫石プロジェクト」と「水戸プロジェクト」。このうち,雫石プロジェクトでは、24.7MWの太陽光発電所を、岩手県雫石町に建設する。
この発電所は2014年10月に建設関連作業開始の見込みで,2016年末までに操業を開始する予定。51ヘクタールの借地に建設され,東北電力の電力系統に連系する。
プロジェクトでは東北電力と40円/kWhの売電契約の締結を予定しており,運用開始後の年間発電量は約25.6 GWhとなる見込み。
一方の水戸プロジェクトでは9.3MWの太陽光発電所を茨城県水戸市に建設する。この発電所は2014年9月に建設開始の見込みで,2015年末までに操業を開始する予定。27ヘクタールの借地に建設され,東京電力の電力系統に連系し,40円/kWhの売電契約締結を予定している。運用開始後の年間発電量は約10.3 GWhとなる見込み。
両プロジェクトの総事業費用への出資比率だが,80%は三井住友信託からのプロジェクトファイナンス(18年償還)で,残り20%はEtrionと日立ハイテクの出資となる。
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